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奈良県の中央・飛鳥の地に建つ、「真言宗豊山派(ぶざんは)・飛鳥寺(あすかでら)」と
奈良県の北・奈良市に建つ、世界遺産「真言律宗・元興寺(がんごうじ)」。
広大な奈良の地に、遠く場所を隔てたこのふたつの寺は、もともとひとつの寺だった。
それは、1400年以上も昔の飛鳥時代に作られた、日本初の本格的寺院だったのだ。
飛鳥寺と元興寺の開基は蘇我馬子。
飛鳥時代、聖徳太子とともに、伝来したばかりの仏教に深く帰依し、日本での仏教隆盛に尽力した、蘇我氏族のひとり。
時代の流れとともに、ひとつの寺がふたつに分かれ、それぞれが栄枯盛衰の道を歩んできた飛鳥寺と元興寺。
それぞれの歴史、そして仏の教えを世に広めた蘇我馬子の思いを紐解きながら二寺を巡る。
ナレーション:近藤サト
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