1.31G
番組内容
京都から大阪へとまたがる、西山連峰。
山々には神が宿り、先祖の霊が住むところとされ、人々は信仰を深めてきた。
その南西に、山そのものが龍の御神体と言われる聖地、神峯山がある。
およそ1200年前に都が置かれた長岡京から、山を一つ隔てた大阪府高槻市。
山麓の集落に着くとのどかな田園風景が広がり、その奥深い緑の中を進むと、飛鳥時代の697年に開かれた天台宗の古刹、神峯山寺が姿を現す。
神峯山寺の本尊である毘沙門天は本堂に、横ではなく縦に三体祀られている。
一番先頭に立つ毘沙門天。
そして中内陣と呼ばれる中央に祀られているのが、双身毘沙門天。
一番奥の内内陣に安置されているのは兜跋毘沙門天。
毘沙門天といえば、戦いの神で勝利をもたらす神として広く知られている。
戦国大名、上杉謙信もこの毘沙門天を念持仏とするなど、多くの武者が必勝を祈願してきた神峯山寺を巡る。
ナレーション:近藤サト
- 関連記事
-